電気工事士の将来性とは?近年の需要増加から見えてくる仕事の未来

東京都足立区でビル・マンション・工場・店舗・施設などの高圧電気工事から一般電気工事まで幅広く手掛けています株式会社 エイワークスです。

電気工事士とは、住宅や商業施設、工場などの電気設備や配線を取り扱う技術者です。近年、太陽光発電や蓄電池の普及、EV充電ステーションの需要増加などにより、電気工事士の需要が高まっています。本記事では、電気工事士の仕事の将来性や、今後の業界の動向について解説します。



■電気工事士の仕事内容と必要なスキル


電気工事士の仕事内容は、電気設備の設置や修理、保守などです。具体的には、住宅や商業施設、工場などで使用される電気設備の設置や配線、点検、修理、保守などを行います。また、太陽光発電や蓄電池、EV充電ステーションの設置なども行います。

電気工事士に必要なスキルは、電気回路や電気設備に関する知識や技術です。また、安全に作業するための知識や、コミュニケーション能力も求められます。さらに、最近ではコンピュータや制御技術に関する知識も必要とされるようになってきました。



■需要急増中!電気工事士の市場動向


・電気工事士の需要がどのように変化しているか


2010年以降震災の復興や東京オリンピック、万博などの影響もあり建設業界全体の工事量が増加しています。また新たに施設を建設するだけでなく既存の建物を改修、補修する工事も増えており電気工事士の需要は大きくなっています。また、日本は少子高齢化が進んでおり、高齢化の問題や空き家の数も増えてきていると言った問題もあります。新たな建物が建てられないとしても今後改修工事や補修工事は増えていくと言われています。私たちの身の回りに建物がある限り建設業のニーズはなくならないと言われています。現に日本の人口の約7%の人が建設業に関わる何かしらの仕事をしており日本の産業別でみても医療に次ぐ4番目に多い産業となっています。1997年のピーク時には全国で約670万人の就業者がいましたが2023年時点では、約473万人となっており就業者数は減少傾向にありますが、それでもまだまだ需要がなくなることのない業界に間違いありません。


・近年の需要増加の要因とは何か


電気工事士の需要が近年増加している要因はいくつかあります。まず一つ目は、高齢化社会に伴う住宅の改修需要の増加です。高齢者向け住宅やバリアフリー化の需要が高まっており、それに伴い電気設備の見直しが求められています。また、二つ目は省エネルギー対策の普及です。エコ活動の一環として、家庭や企業での省エネルギー化が進んでおり、電気工事士の役割が重要視されています。さらに、スマートホームやIoT技術の発展も需要拡大の要因です。これらの技術を導入する際には、電気工事士のスキルや知識が必要不可欠となります。以上のように、高齢化や省エネルギー化、新技術の導入などが、近年電気工事士の需要増加の主な要因として挙げられます。



・今後の市場予測と電気工事士の役割


電気工事は、2030年に2020年の仕事量は9割程と微減すると言われていますが、

ほとんど仕事の需要は変わらないと言われています。大手ハウスメーカーでは、ZEH(ゼッチ)住宅の需要も高まると言われています。これはnet Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。 つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。これは「2030年までに新築戸建て住宅の6割に太陽光パネルの設置を目指す」政策を掲げている事もあり需要が高まっています。日本はエネルギー資源を輸入に頼っていることもありエネルギー価格が不安定な場面が多々あります。

このことから太陽光パネルによって電気を自給自足していく事を目指す住宅が増えています。

他にもEU諸国が電気自動車に力を入れ始めている事から2035年までに日本もすべての新車を電気自動車もしくはハイブリット車にすることが決定されています。

その為、ガソリン車のみやディーゼル車のみの新車販売は終了することになります。その為日本全国のガソリンスタンドからEV充電ステーションが普及していくと言われています。

これらの施工を行うのは、電気工事士が担うと言われており、今後も需要は変わらないと言われています。

このように、仕事量は変わらないと言われていますが、逆に電気工事士が減少すると言われており、仕事があるのに人がいなくて施工が出来ないといったケースが起こりうる可能性があります。



■電気工事士のキャリア


・電気工事士のキャリアの可能性と成長機会


電気工事士の職業は、将来性の高い分野の一つと言えます。電気工事士は、建築物や設備の電気工事を行う専門家であり、現代社会において欠かせない存在となっています。電気工事士のキャリアは、さまざまな可能性と成長の機会を秘めています。まず、電気工事士は技術力を磨くことで、専門知識やスキルを高めることができます。電気工事は、常に進化している技術を取り入れる必要があります。そのため、最新の技術や制度を習得し、活用する能力が求められます。技術力を高めることで、より高度な電気工事の仕事に携わることができ、キャリアの幅を広げることができます。また、電気工事士は経験を積むことでキャリアを築いていくことができます。現場での経験を通じて、問題解決能力やリーダーシップを発揮する機会が増えます。さらに、他の職種との協力やコミュニケーション能力も求められます。経験を積むことで、より高度なポジションやプロジェクトに携わる機会が増え、キャリアの成長が期待できます。

さらに、電気工事士は新たな分野や技術への挑戦も可能です。例えば、再生可能エネルギーやスマートハウスなど、新たな技術や需要が生まれています。これらの分野においても、電気工事士の役割は重要であり、将来性が高いと言えます。新しい分野や技術に積極的に取り組むことで、キャリアの可能性を広げることができます。

電気工事士のキャリアには、技術力の向上、経験の積み重ね、新たな分野への挑戦など、さまざまな可能性と成長機会があります。自己研鑽を怠らず、常に新しいことに挑戦する姿勢を持つことで、より充実したキャリアを築くことができるでしょう。

また、技術を磨けば将来独立する事も視野に入れる事ができます。これにより、自分のやりたい工事ができるようになる事や独立以前よりも高い収入を得る事ができるかもしれません。


・施工技術以外にも身に着けられる事


まず、基本的な電気工事の技術や知識を習得することが重要です。電気工事士は安全かつ効率的な電気設備を構築するため、電気回路や配線の理論、機器の取り扱い方法などの知識が求められます。他にも電圧や電流、抵抗や回路などの概念を理解し、計算や測定ができることが求められます。これらの基本的な技術を習得することで、現場での作業を確実に行うことができます。

他にも電気工事は高所での作業や火花など危険を伴う作業である場合もあります。そのため自分自身の安全管理はもちろん周囲や法令の遵守など危険回避のためにどうしたらよいかの安全管理能力が身に付きます。


■電気工事士の将来を左右する要因


第一種電気工事士は2020年から、第二種電気工事士は2030年から、人手不足が加速するとされています。

第一種電気工事士の2020年の需要に対して2万人ほど供給が少なく、2045年には2.4万人の供給不足が予測されています。第二種電気工事士も2040年では約2万人の供給不足が予測されています。その要因として工業高校などの養成施設が減少している事や離職率が高いことが挙げられます。工業高校に行ってもそのまま建設業界に就職することなく他の業界に就職する生徒が多くなっている事も挙げられます。いま日本では少子高齢化の影響もありどこの業界でも人手不足が続いており、売り手市場が続いています。そのことから求職者は行きたい会社を選び放題になっており、人気の業界、企業に一極集中している現状があります。


引用元:https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/pdf/016_05_00.pdf)


■まとめ


今後も電気設備の需要が高まり続けることから、電気工事士の将来性は非常に高いといえます。これからは電気自動車やEV充電ステーションなどの需要も高く、ますます電気工事の需要は高まるのではないかと言われています。電気は社会のインフラを支えており

今の時代にはなくてはならないものとなっています。また、AIでは代替できないものとも言われています。このように仕事の面での需要は亡くなることはないと言われていますが、作業員の不足により仕事量に対して作業員不足の状況に陥るとも言われています。

電気工事は将来性が高い仕事ではありますので、電気工事士を目指している方はぜひ今回の記事を参考に電気工事士を目指してみてください!


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